【セクシャリティ論】自分のセクシャリティって何だろう-Part3(最終章)
前回のPart2では、セクシャリティの現状について触れました。
今回が最終章となるわけですが、Part1・Part2の内容を踏まえて、自分のセクシャリティについて考えていきたいと思います。
※Part1の記事はこちらから
【セクシャリティ論】自分のセクシャリティって何だろう-Part1 - Maybeのたぶんそうかもしれない
※Part2の記事はこちらから
【セクシャリティ論】自分のセクシャリティって何だろう-Part2 - Maybeのたぶんそうかもしれない
【性自認】私の性別は...
性自認についてですが、私は女性です。
女性として生まれ、女性として生きているという自覚があります。
ただ、別に女性でなくてもいいと思っています。
むしろ性別なんか決めなくてもいいんじゃないかと。
そう感じるのは、私の中で女性としての面と男性としての面が混在しているように感じることがあるからです。
それは性格というよりかは、男性のように演じる時があるといったほうが近いかもしれません。
無意識にかっこよさを求めて行動してしまうのです。
雑誌は女性誌・男性誌どちらも見ます。ですから、服装は女性らしい格好の時もあれば、男性のような格好の時もあります。
友人からは、見た目とかの話ではなく、中身がかっこいいといわれることが多いです。私が男性だったら付き合いたいタイプだとかも何度も言われました。
私は、女性の面が強くなる時と、男性の面が強くなる時があって、女性としての自覚はあるけれど、自分でも時々わからなくなります。
どちらかの面に絞る必要はないと思いますし、どちらの面を持ち合わせていても私は私です。それにもう一度言うことになりますが、別に性別はなんでもいいです。ですから、自分の性別はこう思うようにしました。
私は、「女性としての自覚があるXジェンダー」なんだと。
Part1で「Xジェンダー」が出てきたかと思いますが、おさらいしておくと...
・Xジェンダー(Xgender)
男性でも女性でもないと感じる人のこと。「第三の性」や「ジェンダーフリー」と呼ばれることもある。自分の性別がわからなくてもいいという考えで、どちらかをはっきりさせるつもりはない。世界的には浸透しておらず、日本において使用される場合が多い。
私は女性だと自覚していますが、男性でも女性でもないと感じます。それに性別がわからなくてもいいです。はっきりさせるつもりもありません。
女性としての自覚があるのにXジェンダー...なんだか矛盾しているように聞こえますが、女性としての自覚があるだけで、自分の性別が100%女性であるとは断言できません。ただ、自分は女性として生まれ女性として生きている時もあるから「女性としての自覚があるXジェンダー」ということにしておきます。ややこしいですね(汗)
【性的指向】私は男性が好きです、が...
では、性的指向はどうか。
私は、男性が好きです。これは断言できます。
昔から、男性が好きですから異性愛者でしょう。
ただ、この先同性を好きになることもあるかもしれません。
女性を好きになったこともお付き合いしたこともありませんが、抵抗はありません。
実は少し前の事ですが、あるショップで接客してくださった女性にキュンとしたことがあります。
めちゃくちゃタイプでした。短い間だったのでそれだけでしたが、女性を好きになることは私の中ではアリなんだとわかった瞬間でした。
そこでPart1の中から自分の性的指向について考えたところ、私は「ヘテロフレキシブル」なんだと気が付きました。
おさらいしておくと...
・ヘテロフレキシブル(Heteroflexible)
異性愛者であると自覚しているが、同性に惹かれることや、同性に恋愛感情や性的関係を持つこともあり、同性愛に抵抗はないという考えをいう。
まさに、これだなと。異性愛者としての自覚はありますが、同性愛に抵抗はありません。男性とのお付き合いが好きですが、女性と性的関係を含めたお付き合いもありです。
もしかしたら、実際に女性と交際したら「バイセクシャル」か「セクシャル・フルイディティ/フルイド」になるんじゃないかと思います。
今は女性とお付き合いしたことがないので、今のところ私は「ヘテロフレキシブル」です。
全3回にわたってセクシャリティについて書いてきました。
この記事を通して、自分自身のセクシャリティを考えることができました。
中には、自分のセクシャリティがまだよくわからないという方もいらっしゃるかもしれませんが、焦らずゆっくり考えていくのはどうでしょうか。
セクシャリティの定義は人それぞれです。同じバイセクシャルでも人それぞれです。どれかに当てはめるのが難しい場合は、無理に当てはめようとせず、「○○寄りの○○」や「○○と○○どちらの指向もある」というように複数のセクシャリティを併せて語ることも可能なはずです。
わからなくても大丈夫です。自分のセクシャリティに疑問を持つことが大切だと思います。セクシャリティについて調べていくうちに理解が深まるでしょう。理解が深まれば自分のセクシャリティもだんだん明らかになっていくと思います。
自分のセクシャリティが明らかになったのなら、その時は他人のセクシャリティについての理解も深まっているはずです。アウティングには気をつけてくださいね。
最後になりますが、セクシャリティの理解が進むこと、そしてセクシャルマイノリティ一人ひとりが正当な権利を持ち伸び伸びと生きていけるような世の中になりますように。【完】
よければPart1/Part2の記事もご覧ください。